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ZEH(ゼロ・エネルギー・ハウス、通称:ゼッチ)をご存知の方も多いでしょう。ZEHとは、住まいの中で消費するエネルギーよりも、太陽光発電などで作り出すエネルギーのほうが大きくなる住宅のことです。ZEHは高い断熱性能をもち、夏は涼しく冬は暖かく過ごすことができます。地球温暖化対策の一環として、国は補助金制度などを設けています。このZEHに採用される太陽光発電や、エコキュートなどの省エネ設備に関しても、メンテナンスや更新コストは発生します。太陽光発電システムの点検費用や、パワーコンディショナーと呼ばれる専用機器も10年〜15年程度で更新費用が必要になるので、事前に設備更新費用を積み立てておくといいでしょう。
管理組合が中心となって維持管理を進めるのがマンション。
一方、個人が判断してメンテナンスを行うのが一戸建て。
維持管理の手法が違うことで、費用発生タイミングや金額が違うことがおわかりいただけたでしょうか。このほかにもペットの飼育や、リフォームの可変性などにも違いはあります。どちらもメリット&デメリットがあるはずなので、しっかり比較検討してみてください。
文:井村 幸治(フリーランスエディター&ライター)
2021年2月掲載
フリーランス&ライター
井村 幸治 いむら こうじ
フリーランスエディター&ライター。1964年、和歌山県生まれ。リクルート(現リクルート・ホールディングス)にて不動産、ブライダル領域の編集に長年にわたって携わる。その後フリーランスとして住宅、都市開発、メディカル、ブライダルなど様々な分野で取材執筆活動を行う。東京⇒名古屋⇒大阪の転居を2回ずつ経験したことで、各都市の住宅事情にも精通。日本各地への取材、旅行経験も豊富。現在は大阪府吹田市「千里ニュータウン」在住。